続くかどうかはわかりませんが。
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『わが町』@新国立劇場中ホール
IMG_4227.png

新国立劇場に初めて行ってきた。
1年前からずっと楽しみにしてた舞台。
でも平日は昼公演が多くてかつ夜公演は間に合わないので、
思い切って有休取って観て来ました。


 アメリカ合衆国ニューハンプシャー州グローヴァーズ・コーナーズ。
 この町の医者であるドクター・ギブズの家にも、また隣家の住人、町の新聞の発行人・ウェッブ氏の家にも、いつもと変わらない平和な一日が訪れている。ギブズの息子・ジョージとウェッブの娘・エミリーは、ともに 16歳で幼なじみ。二人の頭にあるのは今日の宿題のこと、将来の夢のこと、そして、ほんの少しだけ気になっている隣の家の幼なじみのこと。いつもの朝、いつもの一日。
 それから3年。高校の卒業式の直後。幼なじみのエミリーとジョージは結婚の日を迎える。ジョージは嬉しさのあまり、朝から落ち着かない。新たな家族を迎える 2組の両親の、「結婚」に対する思い、新たな家族となる若い二人への願いが語られる。お互いの愛を再認識した二人は、町の多くの人々の祝福を存分に受けながら、幸せな結婚式を終える。永遠に続くと思われた幸せに満ちた夫婦生活が9年を数えた頃、思いもかけない出来事がエミリーの身に起きて…。


あらかじめ“舞台装置のない作品”と聞いていたので、
今回の翻訳とは違う方が訳した『わが町』の文庫を読んで、
雰囲気やその動作や表現が意図してるものを把握した上で観てきました。

まず思ったのが“演出すること”の重要さ。
文庫で読んだとき、シリアスとまではいかないけど
特に笑えるようなシーンはないなぁと思ってたんだけど、
実際に見るとセリフの間や動きで随分変わるんだなぁって。
私が見た限り、アドリブってかなり少ないです。
それでも元々あるセリフをアドリブのように言うだけで
全然感じが変わるの!だからすごく興味深かった。

今回の目当てはやっぱり中村くんなんだけど、
(やっぱりとか言っても知らんわな、中村倫也くんのこと)
期待通りのジョージで大満足でした。
二幕の話を本を読んだ時から生で見たくて仕方なくて。
中村くんの緊張したり動揺したりすると声が上擦っちゃう芝居が好きなので(ピンポイントかつマニアック)
ジョージとエミリーがお互いを意識するシーンとかたまんない!

エミリー役の皆美ちゃんはかわいかった!
JAEの役者さんなのでそっちのほうの舞台で見るかな?って思ったけど、
ストレートプレイでもすごく魅力的だった。

アンサンブルは今回Boys&Girlsと呼ばれるんだけど、
個人的にはあっちゃんと大希を探すことに夢中になってしまった(笑)
この2人もすごくよかった!もちろん他のアンサンブルの人たちも!
何役もやってて、あと小道具を使って音を鳴らしてたり。

三幕のお墓のシーン。
まさか亡くなった人たちが床に埋まってる演出だったとは!
斬新ー!でも伝わりやすい!
床に四角い穴が開いていてそこに胸から上だけ出ているの。
最後の最後にジョージがエミリーのお墓にやってくるところ。
あぁ、そういう動きだったのかと納得したと同時に
思わずポロっとなりそうでした。
だって中村くん…普通に号泣…してるよ…?

カーテンコール。
本当に中村くん号泣だったっぽくずっと涙をぬぐってました。
役者さんって本当にすごい仕事だなぁ、あれ毎回やってるんだよね。

終演後。

IMG_2993.png

今日の公演には「バックステージツアー」ってのがあって、
あれ?こんなのHPとかでアナウンスしてたっけ?って。
でもせっかく来たし、本まで読んだから色々知りたい!って思って応募。
40名限定で応募者多数だと抽選、だったんだけど見事当選!
…っていうか今回40名ジャストの応募だったらしい(笑)
しかも!バクステツアー今日だけだったんだって!!マジか!!

そんな幸運なツアーは、
“本物の”舞台監督さん(劇中では小堺さんが舞監さん役)、
製作の方、あとは国立劇場の舞監さんの助手?の方が2人。
すっごい興味深い話の連続!

今回の作品は客席の10列目より前をつぶして舞台にしているため、
プロセニアム・アーチ(額縁のように舞台の前面に位置し、演技が行われる舞台と観客を二分するもの)を新たに作ったんだけど、
それをなるべく目立たせないように細いものにしたそう。

バクステツアーだけあって舞台にも上がった!!
すごくシンプルな舞台なんだけど床の材質にこだわっていて、
細かいゴムを圧縮して敷き詰められた材質を使用してるとか。
これで国産車買えちゃうくらいらしい(笑)
その特殊な材質がステージの照明がより映えるみたい。

公演中「蓄光テープ見えないなぁ」って思ってたんだけど、
見せないように少し埋めて(床材より2〜3ミリ)あった。
ギブス家とウェブ家の玄関の入り口には▲の蓄光テープがあった!
あとのテープは何がなんだか、って感じ。

舞台の下手の袖には舞台全体に指示を出す装置が、
上手の袖には小道具が置いてありました。
それぞれの袖に「早替え部屋」が男女別にあって
楽屋まで戻る時間のないキャストが使うそうな。

そしてまさかの葬列参加体験!!
三幕のエミリーの葬列を本番の照明で体験しました。
私、見てるとき全然気づかなかったんだけど、
葬列のシーンで雨降ってたのね!!!
その雨(と言っても霧雨)も降らせて。
霧雨なのでびしょ濡れにはならなかったけど。
でも本を読んだときに傘を差すト書きはあったけど
雨が降ってるというト書きはなかったので「!!」ってなりました。

もちろんお墓にも入りました!!!
へぇーこうやって見えてるのねー!!なんて。
場所によってはひざ掛けや暖かそうなスリッパがあった(笑)
だって死者の役の人は三幕ずっと45分間そこに座りっぱなしだもんね。
12箇所ある穴に1人ずつスタッフの人がもぐっていて、
穴の蓋を開けたり閉めたりしてるそう!手間かかってる!!

ラストシーンの星空もどうやって出来てるのかも聞きました。
ステージ後方にLEDの管が上から下に、奥と手前の2列、
壁を埋めるように並んでてそれが点滅してる。

てか!奥!ステージの奥行きハンパない!!!
客席の数倍ステージがある!!!
実際に葬列やったときも思ったけど客席まで超遠い。
これは国立ナラデワだそうです。
今回の舞台では使われてないけど実際はもっと奥までステージがあって、
何かもうホントえらいことになってました。

あと稲本さんのピアノは『わが町』の初演と同じ時代の
100年くらい前のビンテージもののピアノを使っていて、
本人以外は触っちゃ行けないらしい。
間近で見たけど新品にしか見えなかった。

充実したバクステツアーだった。
何か本編より満足してしまったかもしれないわ。
案内のスタッフの皆さんがすごく暖かくて、
作品同様ほんわかした気分になれました。

会場内に劇中の椅子や机と同じ使用にペインティングされた看板。
美術さんのこだわりが感じられる品でした。
IMG_3032.jpgIMG_5034.jpg
(あれ、何か画像大きくなっちゃった)



13時の公演、バクステ含めて劇場出たの17時(笑)
そのまま19時のACTシアターへハシゴしました。
| STAGE | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0)
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